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July 31, 2004

『山本昌邦、勝って泣く』田村修一 『代表戦記』大住良之

さっき終了したU-23 壮行ゲームでは、それほどモティヴェーションのないベネズエラ代表の前にU-23がはつらつと走り回っていた。そして酷暑の重慶では、アジアカップに出場中のA代表が本当に堂々と予選を突破し、明日からはいよいよ決勝トーナメントだ。フットボールの関する2冊の本を読んだ。 まず『山本昌邦、勝って泣く』。トゥルシエとともに4年間を過ごしたのは山本昌邦ばかりではない。もっともトゥルシエの近...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:47 AM

『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』ケヴィン・コスナー

遠くからやってくる者を見守るように、カウボーイたちが移動するのはあまりにも広大で美しい山野だ。二人が街へ入ると、上空に構えられていたカメラはぐっと彼らに近付いていく。ただ単に、遠くを見渡す必要がなくなったせいでもある。街と呼ぶにはあまりにも狭いその場所で、山を隔てて向かい合った敵の姿が、扉一枚向こうに迫っている。 軽々と大河を渡ってみせた二人が、カフェと道路の間に出来た水たまりを超えることも出来な...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:46 AM

June 7, 2004

『負ける建築』隅研吾

隅研吾『負ける建築』とても興味深く読んだ。ポストモダンの終演以降、阪神大震災、オウムのサティアン、そして9.11のWTCまで建築の脆弱さばかりに焦点が当たる事件が続発した。この書物は、95年以降──つまり阪神大震災以降──に隅研吾が折に触れて書いた長い文章を集めて成立している。循環するがゆえに決定的な解決という地点が見いだせないケインズ流の経済学の中にあって、最終的な決定にも似た堅牢な建築物を建て...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:27 AM

June 3, 2004

イングランド対日本

ユーロに向けた最後の強化ゲームである対日本戦。イングランドはベストメンバー。2トップにオーウェン、ルーニー。ダイアモンドの中盤は、スコールズをトップ下に、両翼がベッカムとジェラード、ボランチの位置にランパード。ディフェンスは、テリーとキャンベルのセンターバックに、コールとギャリー・ネヴィル。 日本は、このゲームも3バック。3-5-2の布陣。玉田と久保の2トップに、俊輔のトップ下。ボランチに小野と稲...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:26 AM

June 1, 2004

『映画の授業 映画美学校の教室から』黒沢清ほか

1冊の書物として、それを俯瞰する視点が欠けている。この本が興味深いのはその点だ。「はじめに」と題された序文を黒沢清が書いているが、本書を通読するかぎり、これは黒沢清の文章であり、また彼の考えであって、それを執筆者のすべてが共有しているようには思えない。「我々は映画作りのノウハウを伝授しようとは考えていない」。黒沢清は「はじめに」をこのように書き出している。実際、彼がここで書いている文章は「ノウハウ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:19 AM

May 31, 2004

『花とおなじ』渚にて

贅沢であるとは一体どんな状態のことをいうのだろう?渚にての音楽を聴くとそんな想いにとらわれてしまう。リマスタリングまでは徹底してアナログ録音にこだわり、最小限の人数で時間をかけてレコーディングするという方法、それ自体が贅沢であるという見方もできる。だけれど、そうやって制作されたものだから贅沢な音楽になるというわけではあるまい。たとえば、彼らの盟友でもあるマヘル・シャラル・ハシュ・バズがその編成を大...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:11 AM

May 22, 2004

『SOFIA FILE』スネイク・ドラゴンフライ編

『ロスト・イン・トランスレーション』の最後の場面で、ビル・マーレイはスカーレット・ヨハンソンの耳元で囁くが、何と言っているのだろうか。本書に収録されている倉本美津留インタヴューでの彼の解答がおもしろかった。「まあ、ひとつのオチとしての答やったら、「ナニを言ったのか内容はわからないが、とにかくめっちゃめちゃ流暢な日本語で喋ってた」みたいな」。「「大丈夫、オレたち外人だって思われてるんだから、誰もおか...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:06 AM

May 21, 2004

『エレファント』ガス・ヴァン・サント

『ストレイト・トゥ・ヘル』の狂騒のなかで狂騒の果てるゼロ地点をただひとり見透かしてしまうジョー・ストラマーならば、そのゼロ地点からノッペリ広がり続ける静かな砂漠でのレッスンのため、安物のオイルをポマード代わりに来る日も来る日もリーゼントをセットしつづけるだろう。エモーションの果てた地点でいかにエモーションを生産するのか。それはポマードのなくなった砂漠でいかにリーゼントを維持しつづけるかという、ジョ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:04 AM

May 16, 2004

『インディーズ映画が世界を変える』クリスティーン・ヴァション

いくつかの雑誌で本書が紹介されていて、実際に現場で活躍しているプロデューサーだからこそできる具体的な記述が興味深いというようなことが書かれていたが、そうだろうか。確かに、どれそれにはいくらぐらいの費用が必要でとかいった金銭的な面に関してや、また撮影日誌を読めば毎日何をしたのかもわかるけれど、そうやって得られた情報は、前からだいたい見当のついていたことや知ったところでどうしようもないものばかりだとい...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:59 AM

『リアリズムの宿』山下敦弘

自主映画の脚本家と監督が、お互いにほとんど面識もないままに、旅を始めることになる。『リアリズムの宿』はこのように始まる。旅を続けていくうちに、次第にふたりの距離は縮まっていく。また、浜辺で出会った不思議な少女を巡るやりとりが物語を活気づける。3人は、これといった目的もないままに鳥取県のとある温泉街をふらふらと歩き回る。 このように書くと、ダラダラしていて退屈な映画のように思うかもしれないが、実際は...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:58 AM

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