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March 23, 2019

『35杯のラムショット』クレール・ドゥニ
隈元博樹

 パリの公共鉄道「RER」の運転席から映し出される郊外の風景と、幾重にも蛇列する複数の線路が並ぶオープニングの様相は、この『35杯のラムショット』に漂う複雑さと、ある種の脆さをそこはかとなく暗示している。だからこの映画が父と娘の物語であることは事前に知り得ていたものの、父のリオネル(アレックス・デスカス)と娘のジョゼフィーヌ(マティ・ディオブ)が暮らすアパルトマンでの冒頭のやりとりから戸惑ってしま...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:36 AM

March 17, 2019

『小さな声で囁いて』山本英監督インタヴュー

光を観る 映画は幾度も旅を描いてきたし、いつも風景が問題になる。山本英もまた熱海という観光地に向き合うのだが、山本の描く旅にはそもそも目的がはっきりとせず、沙良(大場みなみ)と遼(飯田芳)の過去に何があったのかもほとんど分からない。ふたりは未来を見失った放浪者だろう。しかし、熱海の風景は観光地としての夢を見させる力を失っている。代わりにあるのはいくつもの過去で、自分たちの過去すらもが朧げなふたり...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:41 PM

March 14, 2019

『月夜釜合戦』佐藤零郎
結城秀勇

 一見釜のように見えるそれは、実は盃なのである。なので米を炊くのにも使わないし、なにかを茹でることもない。ところが本当は盃だから米を炊かないのかというとそれだけでもない。この映画にはちょっと見たことのない量の釜が山のように登場するが、それら本物の釜たちも基本的には米を炊くためには使われない。釜のような盃、が紛失したことによって、同じ見た目の釜たちの交換価値は本来の使用価値に対して異常に高騰し、その...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:15 PM

March 12, 2019

『ジャン・ドゥーシェ、ある映画批評家の肖像』をめぐって(「映画/批評月間〜フランス映画の現在〜」特集より)
坂本安美

「映画/批評月間〜フランス映画の現在〜」は、とにかく今見るべき面白い映画、他の劇場ではなかなか見られないフランス映画を紹介するとともに、「映画」と「批評」の弁証法的関係、そしてその秘められた多くの可能性を考察すべく企画された。その趣旨を確認し、主催者としても気を引き締めて特集をスタートするために、長年に渡り「批評」の醍醐味を身をもって示し、数多くの映画人たちを育て、発掘してきたジャン・ドゥー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:30 AM

March 11, 2019

『20年後の私も美しい』ソフィー・フィリエール
結城秀勇

 ふたりの女優がひとりの女性の異なる年齢を演じる映画だと聞いていたから、ひとりが現在にあたる時代を演じ、もうひとりが同じ人物の過去、あるいは未来を演じているのかと思っていた。しかし、『20年後の私も美しい』という映画におけるふたりのマルゴーは、まったく同一の時代を同時に生きている。さらには、ふたりを同一人物だと断言できる決定的な証拠はなにひとつ劇中で提示されない。  それでも、サンドリーヌ・キベル...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:03 PM

March 7, 2019

挑戦の場としてのフランス映画――「映画/批評月間~フランス映画の現在をめぐって~」によせて
ジュリアン・ジェステール

これまで20年近く続けてきた「カイエ・デュ・シネマ週間」をあらため、今年より「映画/批評月間~フランス映画の現在をめぐって~」と題し、同雑誌を含みより多くのフランスのメディア、批評家、専門家、プログラマーらと協力し、最新のフランス映画を紹介する。そして特集名が示すよう「映画」と「批評」の関係にスポットライトを充てられるイベントにしていきたいと思う。それこそフランス映画の醍醐味であり、ひいては映画全...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:50 PM

February 17, 2019

『王国(あるいはその家について)』草野なつか
結城秀勇

 タイトルにある「王国」とは、直接的には、幼い頃のアキ(澁谷麻美)とノドカ(笠島智)がある台風の日にシーツと椅子で作り上げたお城と、その周りに広がるはずの想像上の空間を指す。それから20年あまりを経た彼女たちの関係性にも未だ、あの日の「王国」は影響を与え続けている。少なくともアキはそう考えている。しかも、それがただアキのひとりだけの思い込みだと断じることができないのは、「王国」のせいであろうとなか...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:33 PM

February 13, 2019

ガブリエラ・ピッシュレル監督インタビュー
常川拓也

some kind of hope in the pessimistic world ボスニア出身の母とオーストリア出身の父を持つガブリエラ・ピッシュレルは、かつてクッキーを箱詰めする工場で働いていた。だからこそ、その経験や価値観を指針とし、映画に正当な労働者の視点を持ち込んでいる。また同時に、彼女は「ロッキー・バルボア」のような度胸のあるへこたれない女性主人公を創出したいと語っていた。それらは、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:15 PM

February 9, 2019

『ワイルドツアー』三宅唱
結城秀勇

 飛び立つスズメとその鳴き声、水たまりに張った氷、フェンスと道路の間に挟まってカサカサと震える枯葉、川に至る階段、高架下で聞こえてくる「トントントントントン、さあきたよ、みぎみぎひだり......」という少年の声。冒頭、立て続けに配置される断片的な映像は、いったい誰の視点なのだろう。当たり前に考えれば、木々の葉が揺れる映像から、そこに向けてスマートフォンのカメラを構えるうめ(伊藤帆乃花)のカットへ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:56 PM

February 8, 2019

『ミューズ』安川有果(『21世紀の女の子』より)
隈元博樹

 『きみの鳥はうたえる』を観て以来、石橋静河の二の腕がとても気になっている。僕(柄本佑)や静雄(染谷将太)の肩にだらりと着地する、あの緩やかな感じ。また、衣服の袖先から描かれる、しなやかな上腕のライン。しかし、その興味の矛先は、彼女本来が持つ肉質な部分から来るものではなく、透き通るような肌の色艶に裏打ちされたものでもない。最もこの身体の一部に惹かれてしまうのは、目に見える実態としての有り様よりも、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:28 PM

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