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March 23, 2023

ワールド・ベースボール・クラシック2023決勝 アメリカ対日本 2-3
隈元博樹

 劇的な幕切れだった。試合後の大谷翔平のインタビューによると、9回表2死でトラウトとの勝負を迎えることは当初から自身のシナリオに描かれたものだったという。とはいえ、直球の連投から最後に投じたスライダーが捕手のミットに収まり、バットが空を切るまでの数分間は、たとえどのような結末を迎えようとも、まるで二人のためだけに用意されたような時間だったと言ってもいい。思えば限られた状況の中で、自分たちの時間をゲ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:30 AM

December 19, 2022

FIFAワールドカップ2022 アルゼンチン対フランス 3−3(PK4-2)
梅本健司

 4年間でサッカーはそれなりに変わったはずだ。けれど、ワールドカップを見ているとサッカーは4年前のままだとも思わされる。たとえばゴールキック。前大会まで、ボールを受ける選手はペナルティエリア内に入ることができず、ゴールキックは前線へのロングフィードほぼ一択だったが、2019年あたりから、ルールが改定されペナルティエリア内に複数の選手が入れるようになり、そこからショートパスを繋ぐのが基本となった。ゴ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:06 AM

December 10, 2022

FIFAワールドカップ2022 クロアチア対ブラジル 1−1(PK4-2)
梅本健司

 華やかで、ピッチ外での問題がないわけではないネイマールは、でもピッチ内ではとてつもなく気の利く選手だ。ブラジルは左サイドバックのダニーロが中に絞り、初期配置では中盤の底であったカゼミーロの横、あるいはカゼミーロを少し前に出して、ダニーロが代わりにアンカーの位置に可変する。ダニーロのポジショニングが、さほど上手くないことが気になるが、この形自体はプレミアリーグのトップを走る2チーム、アーセナル、マ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:18 AM

December 7, 2022

FIFAワールドカップ2022 日本対クロアチア 1−1(PK1-3)
梅本健司

 エンバペが活躍できるのは、アンカーのチュアメニと左インサイドハーフのラビオが高低のバランスをうまく取り、彼への道を作っているからだし、なにより今大会はジルーが素晴らしい。36歳とヴェテランになり、もともと高くはなかった敏捷性がさらに落ちたものの、しかしいつどこに立てばいいかをほとんど間違うことがなく、気の利き方が異次元だ。エンバペやデンベレがスピードを上げた状態でボールを受けられるのはジルーのお...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:57 AM

December 2, 2022

FIFAワールドカップ2022 日本対スペイン 2−1
梅本健司

 スペイン対ドイツの試合後、肩をくみ、笑い合うでもなくピッチを同じように鋭く見据え、語り合うルイス・エンリケとハンジ・フリックの姿は、『フォードvsフェラーリ』でレース後にただ2人見つめ合うクリスチャン・ベイルとレモ・ジローネ演じるエンツォ・フェラーリを思い出すような美しさがあった。勝負において、しかし勝ち負けではない価値を知っている者たちだけが味わえる幸福な瞬間である。お互いが、お互いの用意して...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:37 PM

November 28, 2022

FIFAワールドカップ2022 日本対コスタリカ 0−1
梅本健司

 コスタリカは少しサウジアラビアと似たような状況で、最終ラインを低く設定していないのに、前線から激しくボールを狩りに来るわけでもない、引くのかプレッシャーをかけるのか、中途半端な陣形である。だから、日本が後ろからパスを繋いでゲームを作ることは容易だったし、難しい相手というわけではなかった。ローテーションをして主力を温存したことが槍玉に挙がっているが、このコスタリカ相手ならば、森保が選んだメンバーで...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:19 AM

November 24, 2022

FIFAワールドカップ2022 日本対ドイツ 2−1
梅本健司

 前日に、2対1でサウジアラビアがアルゼンチンを下したことは奇跡と呼ばれているらしいが、決してサウジアラビアが良いチームだったとは思わない。前線の選手たちは前からボールを狩りにいかず、引き下がり、にもかかわらず後方はハイラインを組み、フィールドの後ろよりで歪に収縮してしまったサウジアラビア。対して、中盤が全体を繋げるポジションに適切に立てず、前方と後方に分断されてしまったアルゼンチンとでは、どちら...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:07 AM

July 16, 2014

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』ダグ・リーマン
渡辺進也

 2008年ぐらいに『ジャンパー』という映画があって、これは主人公が時空を飛び越える能力を持っていて、敵からその能力を使って逃げ切るというものだった。この映画で主に展開されるのは、(実際にはあったのかもしれないが)敵との戦闘シーンではなくて、ひたすら主人公が逃げるというものであって、その能力の発揮の仕方がハードルのように跳ぶと東京からエジプトというように瞬間移動するということもあり、ハードル競技を...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:39 AM

July 3, 2014

『X‑MEN: フューチャー&パスト』ブライアン・シンガー
結城秀勇

「X‑MEN」シリーズが結局あまり好きになれないのは、プロフェッサーXが「導く」ところのミュータントと人間の共生が、つまるところミュータントだけの自律した世界(エグゼビア・スクール)をつくることに他ならないからだ。外部から隔絶した環境で、カッコつきの「マイノリティ」として認めてもらうこと。そこが本当にブライアン・シンガーの鼻持ちならないところで、かつて『スーパーマン・リターンズ』について書いたよう...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:27 PM

May 17, 2014

『ソウル・パワー』ジェフリー・レヴィ=ヒント@LAST BAUS
中村修七

1974年にザイール(現・コンゴ民主共和国)の首都キンシャサで、モハメド・アリ対ジョージ・フォアマンの世界ヘビー級王者決定戦が行われるのに先駆け、“ブラック・ウッドストック”とも呼ばれる音楽祭が、3日間に渡って開催された。 音楽祭に出演したのは、ソウル・グループのザ・スピナーズ、“ソウルの帝王”ジェイムズ・ブラウン、“ブルーズの神様”B.B.キング、“サルサの女王”セリア・クルースとファニア・オー...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:52 PM

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