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February 6, 2009

『ラーメン・ガール』ロバート・アラン・アッカーマン
松井宏

 『ラーメン・ガール』は決して出来の良いフィルムではない。むしろ多くの失敗や穴がある。ところが穴から垣間見える美徳のようなものがある。ところがそれを美徳と呼んでいいかどうかは、やはりまったく確かではない。  ブリタニー・マーフィと西田敏行主演なのにまったく世間を騒がせなかったこのフィルムは、始まって一瞬『ロスト・イン・トランスレーション』の30歳版かと思わせるが、実際はあっけらかんとそんな危惧を掃...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:08 AM

『ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で』ジョナサン・カスダン
結城秀勇

 日本では劇場未公開、昨年11月にDVDリリースされた一本。2/13発売の「nobody」29号では2008年に出たDVDスルー作品の星取をおこなっているが、その中でも、『マーゴット・ウェディング』(ノア・バームバック)や『ロビン・ウィリアムスのもしも私が大統領だったら……』(バリー・レヴィンソン)などと並んで評価の高い一本だった。  ということで見てみると、メグ・ライアンがいい。無根拠な断言だが...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:13 AM

February 5, 2009

『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド
梅本洋一

 このフィルムのタイトルであるグラン・トリノはクルマの名前だ。アメ車に詳しくないぼくはスペックを調べてみた。このクルマは72年から76年にかけて生産されたもので、そのスペックはV8、排気量7542cc、出力219/4000、最大トルクは50.6/2600ということだ。その巨大な排気量から考えても、グリーンニューディールが叫ばれる現在、決して作られることはないだろう。排気量の割には出力も219馬力で...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:16 AM

February 4, 2009

『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド
高木佑介

 脚本を読んでイーストウッド自身も思ったそうだが、かつて彼が撮った作品を駆け巡るかのように、この『グラン・トリノ』はそのどこにあるとも知れない場所——だが、どこにでもありそうな世界——を、私たちの目の前に広げていく。『センチメンタル・アドベンチャー』、『許されざる者』、『パーフェクト・ワールド』……。ポーチに腰かけ缶ビールを飲み干すウォルト・コワルスキー(=イーストウッド)が時折語る自身の経歴は、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:45 PM

January 24, 2009

『我が至上の愛 アストレとセラドン』エリック・ロメール
梅本洋一

 ずいぶん前のことになるが、「別冊宝島」が映画特集をしたことがあった。その中に安井豊が、とても面白いロメール論を書いていた。タイトルは『いい加減にしろよ、じいさん』だったように思う。たとえば、ロメールの歴史物をめぐって、バザンに遡って写真映像の存在論を論拠に、まじめな文章をぼくも書いたことがあった。この『我が至上の愛』にしても、耳に響いてくる変なフランス語──17世紀の書き言葉そのまま──を『O侯...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:45 PM

January 14, 2009

『近代日本の国際リゾート──1930年代の国際観光ホテルを中心に』砂本文彦
梅本洋一

 建築史家、砂本文彦の博士論文が下敷きになった大著である。大東亜共栄圏に向けて中国侵略を開始した時代、当時の鉄道省を中心に、日本で初めての国際観光ホテルの建設が進んでいたことは知られている。外貨不足が侵略という軍事的な結末を見た当時、外貨不足を観光立国で補おうとする政策も進められていた。もちろん観光立国政策は戦争に向かって頓挫することになるが、その政策の成果が、30年代に建設された国際観光ホテルで...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:32 AM

January 13, 2009

『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』ジャド・アパトー/『寝取られ男のラブ♂バカンス』ニコラス・ストーラー
結城秀勇

 買ってしまった映画の消化スケジュールというだけなのかもしれないが、新作コメディの二本立て上映という近年稀に見るプログラムに惹かれ、新宿ミラノ座へ。予習のためにDVDを借りた『40歳の童貞男』が予想外に面白かったのでかなり期待していたのだが……。  結論から言えば、両作品ともひどく無難な出来、という印象だ。途中で席を立ちたいと思わない程度には面白いが、いかんせん長い……。こちらの勝手な期待としては...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:03 AM

January 12, 2009

08-09ラグビー大学選手権決勝
帝京対早稲田 10-20
梅本洋一

 豊田の2トライで早稲田の完勝のゲーム。見事に対抗戦のリヴェンジ、ということになるかもしれない。だが、全体的なゲームそのものの面白さはまったく伝わってこなかった。小さな部分から指摘すれば、ノックオン等のミスが多すぎる。早稲田のセンターがノックオンするのはいけない。プレッシャーがかかる部分での練習不足なのだろう。次にゲームメイクにおいてインテリジェンスが見られない。前半、帝京陣内深くに攻め入った早稲...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:23 PM

January 8, 2009

09 新年のラグビー
梅本洋一

○まず1月2日の国立競技場の2ゲーム。 早稲田対東海 36-12  ここまで魅力的なラグビーで勝ち上がってきた東海だが、早稲田の前に出るディフェンスに対すると打つ手を失う。東海の6番と8番を主なるターゲットに早稲田のディフェンスが前へ前へとプレッシャーをかけると、東海のアタックが寸断されてしまう。かつてのフランス代表のようなフレアを実現するためには、高度の個人技が必要になることが痛感される。  ス...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:52 PM

08-09ヨーロッパジャンプ週間
梅本洋一

 今シーズンの4ヒルズは予定通り行われた。昨年はインスブルックがキャンセルになり、ビショクスホーフェン2連戦、しかもノットアウト方式ではなかったから、ちょっと興ざめ観があったし、優勝したのがアホネンだったから、時間が止まったような気がした。  今シーズンは従来通り。しかも、かなり高レヴェルの戦いが繰り広げられたと思う。マルティン・シュミットの本格的なカムバック、そして五輪を控えるロシアのヴァシリエ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:49 PM

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