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October 22, 2012

【TIFF2012】レポートvol.01 10月21日(日)
増田景子

今日はインドの右に始まり、左で終わった1日であった。 午前中はザ・ボリウッド映画の『火の道』(監督:カラン・マルホートラー)を見る。どうやら最近インドもシネコン化が進み、回転のいい2時間ものが増えているらしいのだが、この映画はそんな波に抗いながらの167分。もちろんアクションも歌もダンスも盛りだくさん。しかしボリウッドをあなどってはいけない。ハリウッド映画に比べ、ボリウッドの方が昔堅気な職人気質な...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:29 AM

October 3, 2012

『バビロン2―THE OZAWA―』相澤虎之助
高木佑介

 東南アジアをバックパッカー旅行していたという監督の相澤虎之助は、自分や欧米人がビーチで能天気に遊んでいるこの旅には何か欠けている、それは恐らく「歴史」だと思い至り、『花物語バビロン』(97)から始まるこの「バビロンシリーズ」を構想したという。 「なぜなら歴史とは列強国の植民地支配の歴史であり、その基で経済と文化の交流が行われていることを意味するからです。過去を忘れ未来に向けて意識を覚醒しようとも...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:28 AM

September 20, 2012

『蜃気楼』製作報告イベント『今、僕は』竹馬靖具
増田景子

竹馬靖具監督の最新作『蜃気楼』の製作報告イベントに行ってきた。しかし『蜃気楼』の撮影は現在7分の1しか終わっておらず、今回のイベントでは前作の『今、僕は』(09)と数分の『蜃気楼』の特報の上映、そしてゲストによるトークショーが行われた。なので『蜃気楼』についてふれる前に、『今、僕は』の話をさせてもらう。  『今、僕は』はとてつもなく閉鎖的な映画だ。主人公は20歳の引きこもり青年。部屋にはゲームや漫...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:54 AM

September 13, 2012

『適切な距離』大江崇充
隈元博樹

映画における現実と虚構とのはざまのなかで、虚構が現実へと歩み寄っていく時間を思い起こしてみることがある。たとえば古参の隠遁画家が、新参画家の恋人である女性とのやりとりを通じ、その豊満な裸体を精緻に描いていくあの時間(リヴェットの『美しき諍い女』)や、舞台と私生活とのはざまを往来する老名優の時間(オリヴェイラの『家路』)など、映画には何にも代えがたい奇妙なひとときが存在する。挙げればキリがないけれど...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:46 PM

August 10, 2012

『親密さ』濱口竜介
結城秀勇

 当然だが、電車が走る線路というものは平行して進むふたつの線からできている。この映画のタイトルである「親密さ」とはその線路みたいなものなのではなかろうか。ふたつの長い長い線を、どこまでも離れず同じ距離で寄り添って走るものだとみなすのか、それともどこまで行っても決して交わらないものだと見るのか。それだけが親密さを巡って問われる唯一の事柄なのであって、そのことに比べれば実際にふたつの線の間にある距離な...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:18 PM

August 3, 2012

『アメイジング・スパイダーマン』マーク・ウェブ
結城秀勇

おそらく前シリーズと『アメイジング〜』との最大の違いは、ピーター・パーカーの父の存在だ。いや前シリーズだけでなく、幾度となく繰り返されてきたスパイダーマンのリメイクにおいて、これほどまでに父親の存在がクロースアップされたスパイダーマンはないだろう。たとえばサム・ライミ版では彼はあらかじめ孤児なのであって、そのことを改めて思い出させるかのように伯父は死ぬ。ピーターに力を与えるクモにしたって、ほとん...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:12 PM

July 18, 2012

『愛の残像』フィリップ・ガレル
高木佑介

 恋人との結婚を間近に控えているフランソワ(ルイ・ガレル)は、1年前に彼が捨てたことで死んでしまった元恋人・キャロル(ローラ・スメット)の幻影を見るようになる。「あなたが愛したのは私だけ。あなたは今の人生に飽きている。だから私のほうに来なさい……」。鏡の中のキャロルからの問いかけに対し、はじめは自分に言い聞かせるかのように今の恋人エヴ(クレマンティーヌ・ポワダツ)への愛を口にしていたフランソワも、...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:52 AM

July 12, 2012

『5 windows 吉祥寺remix』
安田和高

 Cinema de Nomad「漂流する映画館」。それは街全体を映画館に変えてしまう試み。『5 windows』は、5つの空間と、5つの物語を、観客それぞれが街を漂流しながら体験するというもので、昨年の10月にシネマ・ジャック&ベティを起点としてロケ地である黄金町界隈で上映された。じっさいにスクリーンで見た風景のなかを歩き、同じように空を見あげ、同じように「緑色に濁った川」の匂いを嗅ぎ、同じよう...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:50 AM

July 5, 2012

『バビロン2ーthe OZAWAー』相澤虎之助
結城秀勇

「旅行なんてなあ、結局誰かが占領したり侵略したところに行くだけなんだよ」、そんなようなことを伊藤仁演じる古神は言う。だからだろうか、この映画のあらゆる映像や音や言葉は、○○の後に映し出され、鳴り響いているように感じた。映画における映像や音は本質的に現実より先には起こらない、というような原理的な言説としてではなくて、もっと経験的な考察として、たとえば旅行者として踏みしめているこの地面は、侵略者や征...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 7:19 AM

June 26, 2012

ユーロ2012──(3)クォーターファイナル
梅本洋一

 結局まったく予想通りの4チームが残った。ポルトガル対チェコも、ドイツ対ギリシャもアップセットがなかった。スペインが順当に勝利し、イタリアがしぶとく残った。  4ゲームのうち最低だったのが、スペイン対フランス。ローラン・ブランのレブルーは、前半を0-0で終えるつもりだったのだろうが、シャビ・アロンソの一発でそのゲームプランが狂うと、ほとんど無抵抗。外していたナスリを入れたりしたが停滞したゲームに変...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:10 AM

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