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March 3, 2018

『あなたの旅立ち、綴ります』マーク・ペリントン
結城秀勇

庭師に代わって木を刈り込み、美容師に代わってヘアスタイルを仕上げ、メイドに代わって料理をする。シャーリー・マクレーン演じるハリエット・ローラーは、雑務を自分で行う必要がないほどの財力を持ちながら、それらを完璧に自らこなす能力と意志を持つ。ただしそれと引き換えに、手入れした庭を訪れる友人もなければ、新しい髪型を褒めてくれる同僚もなく、手の込んだ料理を共に味わう家族もない。ここまでなら、よくある気難し...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:07 PM

February 21, 2018

『デトロイト』キャスリン・ビグロー
結城秀勇

5月公開の映画『私はあなたのニグロではない』 (ラウル・ペック)の中で、次のようなジェイムズ・ボールドウィンの文章が読み上げられる。「黒人の憎しみの根源は怒りだ。自分や子供たちの邪魔をされない限り、白人を憎んだりしない。白人の憎しみの根源は恐怖だ。なんの実体もない。自分の心が生み出した何かに怯えているのだ」。 この言葉の後半部分は『デトロイト』における人々の置かれた状況をかなり的確に言い表している...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:38 PM

February 15, 2018

『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』 ジェームズ・グレイ
結城秀勇

1906年、英国軍人パーシー・フォーセット(チャーリー・ハナム)は、アマゾン流域ブラジル・ボリビア間国境の測量の仕事を引き受ける。それは高騰するゴムの利権が絡む政治的な駆け引きのためでもあるが、一方で、自らの家系にかけられた汚名をそそぐために彼個人が社会的な名声="勲章"を必要としているという理由からでもある。当然のごとく待ち受ける幾つもの危険の先で、彼は無事川の源流へと辿り着き、測量を終える。だ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:04 PM

February 12, 2018

『L for Leisure』レヴ・カルマン、ウィットニー・ホーン
結城秀勇

16mmフィルムで撮影された画面の質感や人物の配置、登場人物たちの大学院生という身分、彼らの話す会話のたわいもなさは、たしかに一瞬、バカンス映画だとか休暇映画といった枠組みの中にこの作品を入れてしまいたくもさせるのだが、たぶん違う。それは全体を貫くストーリーらしいストーリーがないからでも、全体を構成するひとつひとつの休暇が短いからでもない。休暇の映画とは、限られた時間が尽きれば否応なく戻らなくては...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:59 AM

January 26, 2018

『タイニー・ファニチャー』レナ・ダナム
隈元博樹

 主人公のオーラ(レナ・ダナム)は、絶えず痛みに取り憑かれている。しかし単に痛みと言っても、誰かによる暴力や中傷の矛先になるわけでもなく、またふいに誰かを傷つけてしまうものでもない。自宅に引きこもるわけでもなければ、口数の少ないタイプでもない。むしろ彼女は自発的に物事を選び、他者へと歩み寄ることに積極的な存在だ。それなのにオーラの選択は痛みとともにあり、冒頭から私たちはその光景を見守り続けることし...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:11 PM

December 16, 2017

『希望のかなた』アキ・カウリスマキ
結城秀勇

35mmフィルムでの上映(※12月17日まで!)という英断を下したユーロスペースには、どれだけ感謝してもし足りない。DCPではこの作品のよさが伝わらないとか言うつもりはさらさらない。もはや圧倒的大多数であるデジタルとの比較の上に成り立つそんなスノビズムはどうでもいいし、ましてやかつて映画はこうであったという郷愁に囚われているわけでもない。『希望のかなた』が35mmで上映されるべきなのは、いまそこに...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 2:47 AM

December 2, 2017

『最低。』瀬々敬久
結城秀勇

なんの前情報も一切なしで見始めたので、断片的なカットの連なりで主役である3人の女性たちが描写されていく冒頭部分を見ていてちょっと混乱する。どうやら回想シーンも含まれているらしいこのパートの中で、とりあえず3人の女性は別々の場所にいるようだ。もしかしてこの3人はひとりの人物の違う時代を演じてるのか?いや名前も違うしそもそもこんなタイプの異なる3人を選ぶ意味もわからない、じゃあ実は3人のうちの誰かが誰...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:45 AM

October 29, 2017

『イスマエルの亡霊たち』アルノー・デプレシャン
結城秀勇

イヴァン・デダリュス。この映画で一番初めに発せられる言葉であるこの名前によって喚起されるものは、すでにこの映画でこの後に語られる物事よりも大きなことを原理的に孕んでいる。『クリスマス・ストーリー』でメルヴィル・プポーが演じていたイヴァン・ヴュイヤールの姿を、『そして僕は恋をする』のマチュー・アマルリックから『クリスマス・ストーリー』のエミール・ベルリング、そして『あの頃エッフェル塔の下で』のカンタ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:10 PM

September 24, 2017

『望郷』菊地健雄
結城秀勇

この作品を最初に見たとき、なにかもっと大きなものの一部が描かれている、という印象を受けた。それは全体で6つの連作短編からなる原作のうちの、2短編の映画化という事情によるものかと思い、湊かなえの原作を読んでみた。だが、本来それぞれがまったく別々に独立した物語として書かれている原作を読んでみても、その大きな全体像が見えたわけでもなかったし、そもそもひとつひとつの短編がなにかもっと大きなものの一部をなし...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 6:57 PM

September 3, 2017

『甘き人生』マルコ・ベロッキオ
中村修七

 ベッドに眠る少年の耳元で「たのしい夢を」と囁いた母親は、羽織っていたローブを脱いで部屋を後にする。未明になって、眠りについていた少年は、父親の叫び声と大きな炸裂音によって目を覚ます。家に入り込んできた親戚たちによって少年は囲まれるが、大人たちは適当な嘘をついて母親が彼の前から姿を消したことを誤魔化す。 この間に、母親の死という出来事が発生している。のちに母親の死が落下と関係するものであると明らか...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 8:08 PM

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