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May 19, 2006

『ヨコハマメリー』中村高寛
梅本洋一

 ぼくもヨコハマ・ネイティヴだから、白塗りの街娼メリーさんのことは知っていた。そして、それがドキュメンタリーとして撮影されたと聞いて見に行った。横浜で見たのではない。池袋だ。  もちろん監督の中村高寛が語るとおり、メリーさんの消息を求めていくドキュメンタリーの通常のスタイルを期待していない。白塗りだから彼女は伝説になったのだろうが、白塗りでなければこんな女性はたくさんいたろう。問題は「ヨコハマ」だ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:14 PM

May 16, 2006

『訪れた女』ジャン=クロード・ギゲ
田中竜輔

 つい先日まで名前も知らなかった映画作家の、さらにはわずか10分ばかりの短編、しかも字幕もなく台詞の内容もほとんど理解できないような「会話劇」の作品に、なぜここまで揺さぶられたのだろう。  上映前に目を通した会話シナリオでおおよその筋はわかっていた。不倫相手に捨てられた女と、その女を家に迎え慰める女の会話劇。映画が始まると、まずひとりの女がベッドに横たわっているのが目に入る。その傍らには猫がいる。...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:59 AM

May 15, 2006

『女たち 女たち』ポール・ヴェキアリ
梅本洋一

 モンパルナス墓地に面したアパルトマンに中年に達したふたりの女性が住んでいる。壁には30年代の映画スターたちのポートレートや当時の映画雑誌「Cinemanie」「Cinevie」の表紙が無数にところ狭しと飾られ、年上の女性はまるで少女のような衣装を身にまとい、年少の方はどうも女優らしい。ふたりの関係は分からないし、冒頭の長いワンシーン・ワンショットでの対話の内容も、実に内容がなく、彼女たちの正体が...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:08 PM

May 8, 2006

『ニュー・ワールド』テレンス・マリック
田中竜輔

『シン・レッド・ライン』の舞台で『天国の日々』を撮ったようなフィルム。この映画のことを聞いてからというものそんなイメージを漠然と思い浮かべていたし、実際にそのような感想も聞いていた。確かにそれは間違ってはいないだろう。だが、『ニュー・ワールド』は決してテレンス・マリック自身のリファレンスによってのみ作り上げられただけのフィルムではない。  たとえば、原住民の一人が地面に荷物を置くという些細なアク...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:35 AM

May 7, 2006

『フォーブール・サン=マルタン』ジャン=クロード・ギゲ
梅本洋一

おそらく昨年の秋にギゲが亡くならなければ『フォーブール・サン=マルタン』を見ることなどなかったろう。今から28年前、私はジャン=クロード・ギゲの処女長編『美しい物腰』(良家のマナー)を見た。自室に戻ってラジオをつけると、ギゲのインタヴューを放送していた。おぼろげな記憶を辿ると、彼はこんなことを言っていた。「ぼくが育った場所では、原語での外国映画の上映などあり得なかった。だから今でもアメリカ映画をフ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:38 AM

April 5, 2006

『トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男』マーク・モーマン
須藤健太郎

 本作は伝説的なレコーディング・エンジニアにして音楽プロデューサーのトム・ダウドを追ったドキュメンタリーである。2002年、長年の業績が称えられ、彼にはグラミー賞功労賞が贈られる。本作もまたそのような流れの中で製作されたドキュメンタリーであろう。  アトランティック・レコードで数々のレコーディングに立ち会った彼は、本当に驚くべき数のミュージシャンと仕事をしていた人だ。セロニアス・モンクやジョン・コ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 9:27 PM

April 1, 2006

終焉への時間——『ラストデイズ』ガス・ヴァン・サント
舩橋 淳

 最初から死んでいる人間がいかに物理的な死を迎えるか、その決定的な結末までの時間を描くのがGus Van Santである。ジャームッシュの『Dead Man』もすでに死んでいる人間が身体的な死を迎える時間を描いた。ジョニー・デップのウィリアム・ブレイクは文字通り彼岸へと旅立っていった——ポエティックな世界へと。しかし、Van Santの場合、半死半生のミュージシャンがイマジナリーな領閾に浸りきった...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:31 PM

March 31, 2006

『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』トミー・リー・ジョーンズ
田中竜輔

 合衆国とメキシコとの国境において生まれたこのフィルムは、同時にもうひとつの境界を起点にしてその運動を始める。それは「生」と「死」における境界においてである、と言ってしまえば単純なことに聞こえるのかもしれないが、そうではない。  まずはじめに、私はこのフィルムの序盤を見ていて人間関係がまったく理解できないことに戸惑った。このフィルムはそれほど多くの人物が出演しているわけではないし、ここで語られてい...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:22 AM

March 29, 2006

『ニュー・ワールド』テレンス・マリック
須藤健太郎

 「映像と音響の洪水」という表現がいつだったか何かの映画にされていたと思うが、まるでその表現がぴったりと当てはまるように、この映画は見る者を圧倒するだろう。絶え間なく聞こえるモノローグの数々がこの映画の語り手を決して一点には収斂させず、拡散させていくうちに、語りの時制も語り手の人称も判別することができないまま観客はそのラストを迎えてしまうはずだ。大まかに言えば、ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:58 PM

March 27, 2006

『マンダレイ』ラース・フォン・トリアー
結城秀勇

 「ドッグヴィル」を後にしたグレースは「マンダレイ」に立ち寄る。そこはローレン・バコール演ずる「ママ」の法律が支配する場所だった。グレースは村人を時代錯誤的な「ママの法律」から解放しようと試みるのだが、結局のところその試みは失敗し、自分が新たな「ママ」になることでしか「マンダレイ」と関係を持つことができなくなる。  マンダレイという街を存在させる原理が、ママの権力で繋ぎとめられた被支配者たちである...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 10:54 AM

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