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February 8, 2013

『湖畔の2年間』ベン・リヴァース
結城秀勇

人気のない森に降り積もった雪。その中を歩いて行く男の後ろ姿。それを形作る白黒の粒子、不規則に変化する影のグラデーション。16mmで撮影(そしておそらく監督自身の手で自家現像)されさらに35mmにブローアップされた映像は、粒子の大きさやノイズの乗り方にも関わらず、紛れもなく美しい。もちろんその美しさとは、解像度や輝度や鮮明さといった、いつしか映像の美しさを語るのにあたかも必要不可欠なもののように振...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:49 PM

February 6, 2013

『あなたはまだ何も見ていない』アラン・レネ
梅本洋一

 この作品の幾重にも折り重なった豊饒さを書き記すにはかなりの字数が必要だろう。かつての和田誠の書物のタイトルにもなった『お楽しみはこれからだ』という『ジャズ・シンガー』の台詞You ain’t seen nothing yetからタイトルを借りたこのフィルムの豊饒さを一端でも語ろうとすれば、オルフェウスとエウリディケの神話のように、ぼくらも冥界への長い旅に出なければならない。  ジャン・アヌイの『...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:39 PM

January 30, 2013

『コックファイター』モンテ・ヘルマン
結城秀勇

『カリフォルニア・ドールズ』のピーター・フォーク、『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のベン・ギャザラ、あるいはもっと時代をくだって『さすらいの女神たち』のマチュー・アマルリック。彼らが演じた役柄に対する愛着をどうしても抑えきれない。女子プロレスのマネージャー、ストリップバーのディレクター、バーレスク劇団のプロデューサー、といった彼らの役柄は、つまるところ女たちを喰い物にしているのだし、その免罪...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:01 PM

『ホーリー・モーターズ』レオス・カラックス
隈元博樹

目の前に映る登場人物たちに、僕たちはそれぞれの行動原理や動機を求めたがる。登場人物の頭に、必ず「なぜ、どのようにして」といった簡単な疑問詞を投げかけるのだ。行動原理や動機が説得される場面に出くわすと、僕たちはそのフィルムの浄化作用(=カタルシス)に触れ、ポンと膝を打ったように満足感を覚える。だけどカタルシスは時に迂回し、見え隠れするものだ。そう最初からたやすく目の前に現れてくるものでもない。一度全...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:21 AM

November 3, 2012

『5windows』劇場用編集版と、円山町篇
代田愛実

『5windows』劇場用編集版 何度も繰り返される「ニジゴジュップン」という声(=音)と、ピっという電子音とともに表示される「14:50」。 ニジゴジュップンとはある時刻を指す。あるいは、60秒間の時間を指す。あるいは、14:50ごろ、という曖昧な時刻と曖昧な長さの時間を指す。 いったいどのニジゴジュップンが正解なのか?という問いが立つかもしれないが、答えは、「どれも正解」。 "14:50"ある...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 1:17 PM

October 28, 2012

【TIFF2012】映画祭後半レポート
代田愛実

10月25日−26日、鑑賞作品〈コンペティション部門〉『イエロー』(ニック・カサヴェテス/アメリカ)〈日本映画・ある視点部門〉『少女と夏の終わり』(石山友美)〈ワールドシネマ〉『5月の後』(オリヴィエ・アサイヤス)『ヒア・アンド・ゼア』(アントニオ・メンデス・エスパルザ)『眠れる美女』(マルコ・ベロッキオ)前半に比べて明らかに鑑賞本数が減ってしまった。25日の最後に観た『5月の後』が、あまりにも大...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 11:41 AM

October 26, 2012

『ミステリーズ 運命のリスボン』ラウル・ルイス
結城秀勇

パンフレットに掲載のインタヴューで、ラウル・ルイスは次のように語っている。「連続ドラマは、全てを消化することのできる優れた肝臓を持つ生物である」。この作品はラウル・ルイスという映画史でも有数の巨大な肝臓をもつ監督の持つ消化力が遺憾なく発揮された作品であり、同時に観客の肝臓を信頼した「ひらめき」に満ちた作品となっている。壮大で優雅であると同時にどこか胡散臭くもありそこがまた魅力であるという、ルイス...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 5:14 PM

October 25, 2012

【TIFF2012】前半レポート
代田愛実

10月22日−24日、鑑賞作品 〈コンペティション部門〉『風水』(ワン・ジン/中国)『ティモール島アタンブア39℃』(リリ・リザ/インドネシア)『アクセッション ― 増殖』(マイケル・J・リックス/南アフリカ)『シージャック』(トビアス・リンホルム/デンマーク)『黒い四角』(奥原浩志/日本)『NO』(パブロ・ラライン/チリ=アメリカ)『未熟な犯罪者』(カン・イグァン/韓国)『もうひとりの息子』(ロ...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 3:11 AM

【TIFF2012】レポートvol.02 10月22日(月)
増田景子

この日は当日券の列に並ぶところから始まった。お目当ては在仏カンボジア人の若い監督の撮った『ゴールデン・スランバーズ』(監督:ダヴィ・チュウ)。ポル・ポト政権前の幻のカンボジア映画全盛期といってもピンとこないが、見た人は誰もがおもしろいと口を揃えて言うこの映画のために朝から並んだのだ。座席指定やチケット発券で時間がかかっているのだろう、新しい映画史との出会いに胸をふくらましつつも、列の進みの遅さに業...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 12:05 AM

October 23, 2012

『ゴールデン・スランバーズ』ダヴィ・チュウ
結城秀勇

 1960年代から70年代前半にかけて、東南アジアを代表する映画の都であったプノンペン。だがポル・ポト政権によって、産業としての映画は完全に崩壊し、またフィルム自体の圧倒的多数が消失した。本作品はそれらの失われた映像を巡るドキュメンタリーである。黄金期の映画を直接的に記録するはずのフィルムは失われており、したがって作品中に引用される映画のシーンはごくごく限られたものである。その代わりに、その時代に...全文を読む ≫

投稿者 nobodymag : 4:42 PM

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